時効廃止のおかげでオウムの菊池直子容疑者逮捕

6月3日オウム真理教（現在名称：アレフ）の菊池直子容疑者（40）が、神奈川県相模原市で逮捕された。

実に事件発生から17年という、長い歳月に渡り逃亡した末の逮捕だった。

菊池容疑者は1995年地下鉄サリン事件のサリン製造に関与していたとして、「オウム真理教特別手配被疑者」として平田信・高橋克也とともに全国指名手配されていたのは有名である。

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事件当時、殺人の時効は15年とされていたが、2011年に共犯者の公判が行われていたため刑事訴訟法により時効は停止された。
さらに2010年に刑事訴訟法の改正により、殺人罪の公訴時効が廃止となったこともあり菊池容疑者の逮捕となったわけだ。


菊池容疑者は1971年生まれの埼玉出身。
その後大阪で育ち、学生時代は陸上部に所属しており、大会で優勝を果たすほどのスポーツウーマンだったようだ。
過去にはオウムの代表（オウム真理教陸上競技部）としてシティマラソンに参加するなどの経歴を持つ。
これに加えて、東京都庁小包爆弾事件の嫌疑も掛けられていることから「走る爆弾娘」と一部では呼ばれている。

なお、菊池容疑者を匿った罪で逮捕された高橋寛人容疑者（41）よると、同じく指名手配中の高橋克也容疑者が菊池容疑者と6年前まで一緒にいたという供述もしている。

これを事件解決の糸口として、さらなる事実を捜査してほしいと思う。

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